益城(ましき) 熊本・大分地震ボランティア

熊本・大分地震  神戸から10名で直後に炊き出しに直行。 2016年4月17-20日

熊本県益城町宮園 ぐにゃぐにゃになった道路 2016年4月18日 岩村義雄撮影

 第8次熊本・大分地震ボランティア

北野禮子さん 2020年2月17日 惣領にて

理髪店経営石原浩氏 震災直後から大島健二郎兄をよく励ましてくださいました。 2020年2月17日

 

 

第7次熊本・大分地震ボランティア報告

 2019年2月19日,神戸国際支縁機構の熊本支部を訪問。3年前,観測史上初めて2度の震度7を観測した熊本市で3人は傾聴ボランティアをしました。震災関連死を含む225人が犠牲になりました。あれから震災の悲しみの区切りがまだついていないことは,屋根にブルーシートが点在することからわかります。

 

神ノ木 2019年2月19日
惣領 2019年2月19日

右大島健二郎支部長,左村上裕隆代表のうしろの惣領(そうりょう)の家は二軒とも屋根の瓦は損壊したままです。

惣領 北野禮子さん 2019年2月19日

 熊本・大分地震(2016年4月14日,16日)益城町での炊き出しボランティア第1号として仕えました。メディアは益城町の惣領(そうりょう)を紹介していませんでした。私たちは炊き出しと平行して惣領を傾聴ボランティアもさせていただきました。その時,家がつぶれ,ガレージでひとりで寝ておられた北野礼子さん(昭和9年生)にお会いしてからの縁です。

惣領 石原理容室 益城町惣領(惣領)はすべての家が損害を受けました。店も何もかも失われた石原浩さんは理髪店を奥さまはエステの立派な店を復興なさいました。大島健二郎支部長はひとりで地域に溶け込もうとした時,よく励ましてくださいました。2019年2月19日
左から二番目三嶋充裕愛児園園長。当時事務局長でした三嶋充裕氏は今では愛児園の館長でいらっしゃいます。700人に2016年4月7日,まっさきに炊き出しのために訪問させていただいて以来の縁です。

 

 

2019年2月19日
『時事通信社』(2016年5月11日付)。

熊本城 隅石 2019年2月19日

 

 

 無残に壊れた熊本城にあって隅石一本で奇跡的に「飯田丸五階櫓(やぐら)」を支えた石積みを3人で確認に行きました。 戦国武将・加藤清正[1562-1611]築城の3大名城のひとつ。織田信長は比叡山延暦寺攻撃で発見した穴太積み(あのうづみ)工法を取り入れ,安土桃山城建設を始めました。「穴太積み(あのうづみ)」を加藤清正も取り入れました。熊本城もコンクリートの柱だったら倒壊は免れなかったでしょう。

 明治22年にセメントを用いて,当時の軍隊が修復した「栗石(ぐりいし)」部分は決壊していました。しかし,隅石は曲芸のように残っていました。2月19日。

流れ出た「栗石(ぐりいし)」(本来,地震にそなえての衝撃を吸収する働き) 明治22年に軍隊がセメントを用いて,修復。
宇土櫓

 2004年3月28日,新名神に穴太積みというコンクリート工法と異なる日本古来の石積みが用いられました。コンクリートは200トンの圧力で亀裂が入ります。一方,石積みは250トンにも耐えることから採用されました。

 6世紀から7世紀前半にかけて渡来人が居住した縄文時代の集落跡である穴太(あのう)遺跡が発見されています。1986年9月には同遺跡から古墳時代後期のオンドル遺構が発見されており,これらは現在大津市歴史博物館入り口に保存展示されています。 石積み工法は朝鮮から伝わった源流があります。日本は木目を利用した建材など森林の国であり,欧米や大陸のように石工の技術は育っていなかったのではと考えます。ちょうど前日,立ち退きを命じられた福岡県朝倉市松末の乙石集落の棚田(たなだ)の石積み「寺勾配(てらこうばい)」が土石流に耐えたことを連想させます。

立ち退きを命じられている福岡県朝倉市杷木(はき)松末(ますえ) 乙石(おといし)川流域の10年近く栽培してきた生業も,お上は再開を許さない。

 他に,2017年8月8日に,西日本豪雨ボランティアにあって,一番被害の大きかった岡山県倉敷市真備(まび)町箭田(やた)の小田川決壊で思いがけない発見をしました。「杉森樋門(ひもん)」の一箇所だけ決壊していなかった石畳がありました。いずれも日本古来の石積み工法に驚きました。

⇒ 岡山県倉敷市真備町「杉森樋門」 https://kisokobe.sub.jp/article/12172/

一方,2018年6月19日,福岡県朝倉市高木集落の79号線で無残にコンクリートの砂防ダムが決壊し,道路も河川も寸断されている孤立集落を見て背筋が冷たくなった人災をふり返りました。 ⇒  福岡県朝倉市高木 砂防ダム決壊 https://youtu.be/OsCZ_xJtN_Q

 

熊本・大分地震,避難場所であった愛児園が報告書を発刊  2018年4月14日

 

『広安愛児園熊本地震報告集』(2018年4月14日発行)

『広安愛児園熊本地震報告集』(2018年4月14日発行)

熊本・大分地震

益城町惣領の植田好彦邸 2017年7月25日
益城町惣領 2017年7月25日 大島健二郎撮影

熊本県上益城郡益城町惣領 28号線と秋津川に挟まれた区画

第1次九州北部ボランティア(2017年7月7日~9日),第2次九州北部ボランティア(2017年7月16日~19日)に神戸国際支縁機構の熊本支部の大島健二郎事務局員は福岡県朝倉市杷木(はき)中学校の体育館で炊き出しボランティアに従事する。  ⇒ 九州北部ボランティア

第7次熊本ボランティア募集 2017年

季刊誌「支縁」No.19(2017年5月10日 2頁)。

 

第6次熊本ボランティア報告 2017年2月19日~22日

 昨年4月14日に地震発生,16日には現地入り。500食以上 の炊き出しをした愛児園訪問。三嶋充宏事務局長と再会。

右から二人目 三嶋充宏事務局長
東区表通りは外観は一見復興しているようだが,一本浦の通りに入るとほとんどがこうした光景。

熊本市の中心街で撮影 移住者大島 健二郎

水前寺駅前 2017年2月20日

熊本県益城町の復興の槌音はごく一部だけ。被災者の居住の問題は未解決。 ≪動画参照≫ 益城町  

神戸国際支縁機構が第1次で傾聴ボランティアした惣領。2017年2月20日。

DV(家庭内暴力)の相談が絶えないコムスタカの中島眞一郎氏との連帯が移民に対して閉鎖的な日本の入管法により,複雑化している。

熊本教会 西堀元牧師 右から3人目が被災住宅を案内。

 

吉田高範さんは時計店が倒壊。駐車場で仕事を続けている。
2016年10月12日 熊本県益城町惣領だより 大島健二郎

 

 

惣領の復興屋台村の中にある三軒の理髪店の一つのヘアーサロン いしはらに行ってきました。

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熊本県益城町惣領 理髪店いしはら 2016年10月12日 撮影 大島健二郎

 もともと1441-10のドラッグストアのすぐ裏手に自宅兼お店が ありました。2階では奥さんがエステサロンをされていたそうです。

 建物は地震で全壊しました。二日後に解体が始まります。通学路 に建物が傾いているので公費で優先して解体されます。優先といっ てももう半年経ちますが。 写真に写っている人は石原さんの叔父さんで、解体前にお金にな りそうな部品とかを取っています。 洗髪する台や電動の椅子などの設備は、余震の続くなか命懸けで 数人掛かりで運び出したそうです。 それを現在の屋台村の中にあるお店で使っています。

屋台村 2016年10月12日
屋台村 2016年10月12日

 屋台村は来年の6月までで閉まるので、その後は現在自宅のある 場所にまた自宅兼お店を建てるそうです。 「この歳で借金して建てるとは思わなかった」とおっしゃってま した。石原さんは多分50歳くらいです。 以前はボランティアの人もよくお店に来ていたそうですが最近は 目に見えて減ってきたそうです。今は地元のお客さんがほとんどだ そうです。

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 写真のつぶれた家は1435-7の家で、石原さんが駐車場で車中泊 をしていると目の前で潰れたそうです。「CGの世界だった」とおっ しゃってました。 解体は全体の1割くらいしか進んでいない、全然変わってないと おっしゃってました。 石原さんは,腕は良いし顔剃りも丁寧でマッサージまでしてくれ て話も上手いし、凄いと思いました。

 

熊本県益城町の解体作業 2016年10月7日 大島健二郎
熊本県益城町の解体作業 2016年10月7日 大島健二郎
熊本県益城町 2016年10月5日 大島健二郎撮影
熊本県益城町 2016年10月5日 大島健二郎撮影
季刊誌「支縁」No.16 (神戸国際支縁機構 2016年 1頁)。

大島健二郎さん,ボランティア道の母 岩村カヨ子と再会。

家を失った被災者に救援金を手渡す。2016年5月17日。

 

岩村カヨ子がごちそう ネパール出発直前 2016年8月28日。

炊き出し 2016年6月10日 熊本県益城町

神戸国際支縁機構の炊き出し活動の一部 

     青字をクリックしてください。

「石の叫びに敏感であろう」 2017年6月14日 宮城学院女子大学 「キリスト教とボランティア道―水平の<運動>から,垂直の<活動>に―」 2016年5月1日 東京大学 丹波水害 2014年8月29日 兵庫県市島 岩村カヨ子 炊き出し 2014年4月17日~ 東遊園地(神戸市役所隣)

20160610炊き出し愛児園
避難所における炊き出し 現地移住者 大島健二郎さん 2016年6月10日

 

大島健二郎さん,移住を決意 熊本支部

現地入り 3人 2016年5月15日

 本震の翌日4月17日,10名で炊き出しのため 熊本県益城町(ましきまち)に向かう 日増しに地元の高校生たちも手伝うように なる

参加者: 岩村義雄(代表),アニース・アハマド・ナディーム(日本 アハマディア・ムスリム協会代表),本田寿久(事務局長),村上 裕隆(事務局次長),青木照子,河村ひとみ,川井 拓,大島健二郎, 三村修司,田中将貴  計10名(看護師2名)。

三村修司君,5月10日現地入り,続いて15日,大島健二郎君 もJR朝霧駅からハイエースで向かう

5月13日(金)午後4時半~5時50分  ラジオ関西 558KHz 「時間です!古田編集長」に 西口正史記者と共に報告 出演 村上裕隆,三村修司, 代表。 4月22日(金)午後5時半~5時50分  ラジオ関西 558KHz 「時間です!古田編集長」に 西口正史記者と共に報告

 熊本県全体が被災。学校や自衛隊がいる場所以外は報道 されていない生活困難な実状は目を覆う。

 

『神戸新聞』(2016年6月30日)。

20160420熊本炊き出し
「朝日新聞」(2016年4月20日付)。
 メディア関係者,自衛隊,政府・行政は益城町の役場付近, 南阿蘇,大分県由布市など話題性のあるスポットに集中。  しかし,実際には,外観からはわからない悲劇,不幸,体調 不良などで不満,ストレス,怒りが充満。学校以外に避難所の ある広安愛児園などの実態は知られていない。炊き出しには, 700人近くが1時間以上も待たねばならない。  こうした民間の隠れたところには報道は一切,足を運ばない。 「官」からの情報を絶対視する。「民」の叫びが届かない。  避難所の万喜英雄自治会長,益城町教育委員会内村康成所長, 石嶺昇園長たちは嘆く。  継続した炊き出しを依頼される。東日本大震災の宮城県石巻 市以上に必要性がある。
3千人以上の児童生徒の必要をまかなう熊本県上益城郡益城町 の学校給食センターも復興も目処がたたない。
 4月16日午前1時25分ごろに起きたマグニチュード7.3の地 震が「本震」(ほんしん)。一回目の地震とは規模はぜんぜん 違う。  本震で熊本県はとどめを刺された。実状を知らない人々は, 「まだ熊本地震の放送を続けている」ぐらいにしか思っていない と耳にする。
  自然災害が起きた場合,復興の鍵を握るのは「官」でもなく, 「民」でもない。「官」と「民」の橋渡しをする献身的なボラ ンティア活動だ。なぜなら被災者の復興にきめ細かいサービス ができることが被災者の安心,喜び,満足をもたらすからであ る。いつまでも「官」「行政」「政府」「自衛隊」に依存する 体質がある限り,ボランティア精神は育たず,南海トラフが起 こると言われる今日,日本の未来はない。

               クリスチャントゥデイで報告

≪動画参照≫ 街頭募金 

JR神戸駅南側 4月29日(金)午前10時~3時

 実行委員 植地亮太,森本拳士朗,阪本哲紀(大学生たち) 4万4,692円のご協力を得ました。ありがとうございます。 問い合わせ先:090-5465-9588 森本拳士朗

街頭募金神戸駅地図

 2016年4月14日午後9寺26分ごろ,熊本県で一回目の地震が 発生。気象庁が観測を開始した1923年以降,九州地方における 初めての地震。

熊本地震マグニチュード7

 震災関連死20名を含める49人が死亡。「朝日新聞」(2016年5月 16日付)。損壊家屋は益城町が5400棟。九州全体で1万棟。「熊本 日日新聞」(2016年4月22日付)。

非宣教ケア」と「非言語コミュニケーション」『クリスチャントゥデイ』(2016年4月19日付)

 

アニース・アハマド・ナディーム師によるダルカレーは好評でした。

 

 

 朝5時半から機構の10人は≪動画参照≫炊き出しに豚汁,ごはんなど に取りかかります。毎回500人以上が根気よく並んで,温かい汁物を 喜びます。事務局長 本田寿久。

20160418炊き出し看板
熊本県益城町 2016年4月18日 避難所500名に炊き出し

 熊本県在住の西尾竜子さん(第25,26,36次東北ボランティア参加 者)から現地の様子について伝わります。県の介護の講師を務めて おられます。甥の田中将貴さんも共に避難所に宿泊しながら,炊き出 し奉仕してくださいます。また現地入りしていた産経新聞の西山瑞穂 記者からもリアルタイムの情報を入手できました。

 4月16日(土)午後5時12分,熊本県庁を通じて,消防団那須浩一 氏から避難所へ千食の炊き出しを依頼されました。

 ブルーシート,コンパネ,野菜類がないため,復旧ができない。

 住 所 : 熊本県上益城郡益城町古閑73 広安愛児園内         神戸国際支縁機構 岩村義雄宛 ※ (受取人を必ず明記。混乱を避けるために 携帯 070-5045-7127)

 第一回目の炊き出し 18日(月)の朝食, ≪動画参照≫ 第二回目の炊き出し 18日(月)の昼食 第三回目の炊き出し 18日(月)の夕食, 第四回目の炊き出し 19日(火)の朝食。 第五回目の炊き出し 19日(昼)の昼食 今後の炊き出しのため,神戸国際支縁機構の大島健二郎さんが引き 続き,現地に移住する計画。

 炊き出しが継続して必要

 17日午後2時半にJR朝霧駅を8名で機構所有の10人乗りハイエース と本田寿久事務局長のワゴン車の2台で出発。Hon.Anees Ahmad Nadeem氏も同行。

炊き出し 避難所の看護

炊き出し 野菜 「神戸新聞」(2016年4月17日付)。
炊き出し 野菜 「神戸新聞」(2016年4月17日付)。

 2016日4月17日(日)午後2時半,第一次熊本地震ボランティア はJR朝霧駅を出発。同行に看護師2名。炊き出し班が現地で被災者 に食事提供。岩村義雄代表と共に10名が20日まで現地滞在しました。 「クリスチャントゥデイ」や「神戸新聞」(2016年4月17日付) などが報道。

 現場報道で最も適切な記事のひとつ

 

20160429社説現場主義
「中外日報」(2016年4月29日付)。

 ≪動画参照≫ 熊本県益城町惣領

熊本・大分地震 2016年4月18日 益城町惣領にて 岩村義雄撮影

 

熊本県益城町惣領 2016年4月18日撮影。

宮園 2016年4月18日

熊本県益城町宮園 2016年4月18日撮影。

“義援金は100日以上も顧みられていない。「義援金」という名称も おかしい。「見舞金」なら遅すぎる。「救援金」という名称にしてす ぐにでも支給すべきである。” 「牡鹿半島 聞き取り調査 (6) 」(拙稿 2011年7月)

 「義援金」donation は寄贈されたおカネです。そこで「救援金」 rescue money to a person in distress と呼ぶべきです。災害な どの被害者への救援,寄附として,義援金は遅すぎて,ふさわしく ない表現と言えます。 地元が必要なら,即断,即決,即実行しないと間に合いません。

郵便振替     口座 00900-8-58077 加入者名 一般社団法人 神戸国際支縁機構 もしくは 三菱東京UFJ銀行 462(三宮支店) 普通 3169863  神戸国際支縁機構 岩村義雄

治安のために,投光器,自家発電機,ブルーシートが必要

第1次熊本・大分地震ボランティア

JR神戸駅南側 2016年4月17日(日)午前11時半集合 看護師2名同行

必要なのはマンパワー がれき撤去,ドロ出し みんなの善意の応援 シャベル一杯でもいい

3日目 炊き出し5回目 熊本県上益城郡益城町(ましきまち) 愛児園

20160419朝食提供
朝5時半からの準備 ≪動画参照≫ 炊き出し

『中外日報』(2016年4月20日付)。

『人民の星』(2016年4月27日付)。

 

20140419三村修司
人気者三村修司君 ダルカレーを準備したアニース・アハマド・ナディーム 日本アハマディア・ムスリム協会本部長。 4月19日
20160419食前の祈り
朝食前に,静まりかえって祈る本田寿久事務局長 4月19日

地元高校生たちもボランティアを手伝う

医療班の報告  青木照子,河村ひとみ

 5年前,東北大震災にDMATの一員として参加しました。その後,もう一 度行きたいと思っていたので,今回是非と参加申し込みをしたのですが, 急遽熊本に変更になりました。 東北は震災2日目に行きましたが,熊本は3日目,この差の大きさを実感 しました。 「炊き出し」に参加させてもらったのははじめてでとってもいい経験をしま した。大人数の料理ははじめてで,機構の方が段取り良くされているのに感 心しました。ただ機構内の代表,事務局長,リーダーと指示系統が多くどの 方に尋ねたらいいのか迷うことが多かったように思います。 「60余年の人生で初めての体験」を与えてもらったことに深く感謝いたしま す。 看護記録 4/18(月) ①○○○○(91歳) ご主人より訴えあり,本人に尋ねると1年~1年半血圧のくすりはのんで いない。両膝のopをし湿布のくすりをもらっている。 ②高齢女性の家族より 熊本日赤か一般外来を止めているのでどうしたら いいでしょうか?(高血圧) →管轄の役所に問いあわせることをアドバイスしました。 4/19(火)16℃ ・左足指間の皮フのただれ ・白癬症(水虫)の疑い とりあえずイソジン液を塗布する。後日皮フ科受診をすすめる。 患部の乾燥のすすめ(サンダル使用等) 青木照子

  昼食前に○○○○(昭和17.3.25生)様の相談は常時服用の降圧剤 がなくなるが,避難所から出る訳にもいかないのでどうしたら良 いか? ⇒ 対応:かかりつけの医院(戸島中央クリニック)にTel連絡し調剤 していただけるとの事でした。代理の方に取りに行っていただき, 無事ご本人にお渡しする事ができホッとしました。

  軽自動車内での避難生活は心身共にお疲れだったろうし,不安も 大きいと思われます。できるだけていねいな対応につとめた。 500人の避難所である愛児園を巡回し,健康チェックで全員と言 葉をかわし,心身共に疲労もupして来ています。声かけすると, 笑顔にはなりますが,見えない部分の見落としをしてはいけない と思います。もっと最後までこの経過を見て行きたいと思うと泪 が出た。 河村ひとみ

               神戸国際支縁機構 事務局長 本田寿久

 道路の事情にもよると思いますが,4月16日の震災から2日間で支援 物資は全国から山積みとなるほど届いていました。しかし,仕分けする 人がいません。避難所に届けたりするマンパワーが足りていません。コ ンビニ,スーパーも一部が営業しかけていました。ただし,食料品など はすぐに完売,レジに1時間ほど並ぶ必要がありました。「一休さん」 という銭湯は4時間待ちです。ライフラインの復興が急がれます。益城 町のほとんどの家屋は,瓦がはがれています。ブルーシートが足りない のか,屋根はまだそのままです。少しの雨でも雨漏りがする状態です。

 愛児園おいて不眠不休で避難者に仕えている益城町役場の内村康成さ んはこうおっしゃいました。「震災後,パンかインスタント若しくはレ トルト食品ばかりを口にしていましたので,こうした暖かい料理を食べ るのは本当にうれしいです。力がでてきます」

 炊き出しを手伝った磯部桃香さん(東陵高校3年生)は,炊き出しの 味の悪さ(私が味付けを失敗しました)を詫びると,「暖かい料理をこ うして食べれるだけでも感激しています。謝らないでください」と応答 され,むしろボランティア側がはげまされました。

 数か月後にはこうした炊き出しもだんだんと不要になるかも知れませ ん。その後は家屋内の片づけ等が大きなニーズになってくるでしょう。 こうしたことにはあまり行政は期待できません。ボランティアの力が必 要です。

 ただし,もし皆様がボランティアに参加しようとするなら,必ず現地 で必要とする情報をあらかじめ,知っておくと役立ちます。携行するも のに懐中電灯などは必携です。

 私たちは被災者と行政との架け橋にならねばなりません。行政が手の 届かないところを,寄り添う気持ちで活動します。被災者にしてあげる という上からの目線とならないように全国からのボランティアの働きに 期待しています。 本田寿久

熊本県益城町を襲った地震の爪痕

被災現場撮影記録 2016年4月18日~ 岩村義雄

本震後,宮園 2016年4月18日。

本震後 宮園 2016年4月18日

本震後 宮園 2016年4月18日

本震後 宮園 2016年4月18日

本震後 宮園 2016年4月18日
本震後 宮園 2016年4月18日
本震後 宮園 2016年4月18日
本震後 宮園 2016年4月18日

本震後 宮園 2016年4月18日
本震後 宮園 2016年4月18日
本震後 宮園 2016年4月18日
本震後 惣領 2016年4月18日
本震後 惣領 2016年4月18日
本震後 惣領 2016年4月18日
本震後 惣領 2016年4月18日
本震後 惣領 2016年4月18日
本震後 惣領 2016年4月18日
本震後 惣領 2016年4月18日
本震後 惣領 2016年4月18日
民間の3回目炊き出し 広安愛児園

朝食 2014年4月18日 うしろに日本アハマディア・ムスリム協会代表者 アニース・アハマド・ナディームさん,左に田中さん,その後ろに拓君

4月19日(火) 3日目

 4月19日(火)高田康夫記者(神戸新聞社)と愛児園で会います。  前日,益城町教育委員会の内村康成所長と相談し,教育委員の和泉 氏に案内してもらった被災の激しかった惣領に共に行きます。車輌通 行止めのため,西岡秀彦JAかみましき所長に駐車場をお借りしまし た。  地域全体にブルーシートが不足しています。雨漏りに困っておられ た北野礼子さん宅を再訪問。

本震後 外の雨漏りがする仮設駐車場で寝泊まりする北野礼子さん(82歳) 惣領 2016年4月18日

 地震で屋根の瓦がはがれた部分から雨漏りがひどく,ほとんどの家 は生活ができない状態です。

 被災地で必要なものは救援金,ブルーシート,コンパネです。

 引き続き,現地におけるボランティア活動を継続するために,機構 としては全国からの受け入れ体制を検討。  石嶺昇園長,三嶋充裕事務局長から紹介された若枝奨学会の小泉基 代表,社会福祉法人光の子会の岩切雄太会長たちと,機構のボランテ ィア参加者大島健二郎君,川井拓君と会合をもちます。  今後どのように展開するか,4月21日(木)の理事会で話し合いま した。

 万喜英雄区長宅に4月19日,ボランティアは案内されます。

20160419万喜英雄宅a
どこの家庭も部屋の中は散乱。4月19日
20160419万喜英雄宅
新築であっても地震は容赦なく瓦に損害を与えている 4月19日

惣領地域

 

本震の後,一件の家で残ったのはこれだけ 惣領 4月19日

地震前にいこいの団らんを享受していた家がつぶされている 惣領 4月19日
20160419惣領b
なんとか難を逃れた自動車 しかし,車輪がクレバスにはまり動かせない 惣領 4月19日

地震の被害の力 近隣の荒牧さんは圧死。惣領 4月19日
20160419惣領d
4月16日の本震で,家具を持ち出すこともままならない 惣領 4月19日
20160419惣領e
道路のいたるところに亀裂が入っている 惣領 4月19日
20160419惣領f
一階が押しつぶされたアパート 惣領 4月19日
募金者 および 合計金額 受領順 2016年4月14日以降

皆さまの善意にに感謝します。

691,608円

岩村義雄, 「小さくされた人々のための福音」講座,速水順一郎, 神戸国際キリスト教会,岩村カヨ子,石川満澄,石川久子,住友正 幹,村上裕隆,オリーブの木キリスト教会,的野慶子,古川直子, 櫻井由里子,北村 徹,山本智也,阿部捷一,太井裕子,滝井留都 子,徳丸勇二,星野尚子,ウスキ ケンジ,オノギ カナメ,ヤマモ ト セン,神部京子,椎野左都子,阿部正紀,岩田敬子,吉俣正光, 「みんなで考える9条・明舞の会」,赤坂さちこ,酒巻美和子, 浦野 稔,五味明子,菊池則子,栗山 憲,高橋恵理子,沖 菜穂子, 三橋理恵子,小久保敬喜,大西 晃,出野奈々・華香,鈴木多惠子, 賀内覚太郎,

 ※ 2015年3月27日の理事会は,名前だけにして,個人の金額に ついて表示しないことを決議。 ※ 救援金の寄附者は,振込用紙に記入なさっています。年金生 活の中からわずかですが,お用いくださいとのコメントが多 いです。 ※ 2016年4月21日の理事会において,熊本地震のための募金を ⇒ 繁雑をさけるために「救援金」に掲載することを決定。 決議権を有する成員 岩村義雄,水垣渉 ,白方誠彌,村田充八, 本田寿久,五百井正浩,北村 徹。

 自転車等が杉山紀之氏から,西福寺からいろいろなもの,櫻井 由里子(第39次)さん,山西由子(第22次,31次,52次)さん, 橋本和代さん,岩田敬子さんから提供されました。  創庫生活館島村和典店長のご好意も感謝しています。

熊本・大分地震ボランティアの初動 2016年4月14日~

   4月14日(木)  21時26分ころ熊本地震発生  
    〃       熊本在住西尾竜子(第25,26,36次)さんに現地様子を尋ねる。

   4月15日(金)  NPO法人ボランティアインフォ 田屋由佳利記者の取材記事   
    〃       熊本県防災課から消防団を通じて,炊き出しを依頼される。
    〃       支縁物資購入。1食につき700人分の釜などを積み込む。
    〃        「クリスチャントゥデイ」 機構が17日に出発と報道。     

   4月16日(土)  午前1時25分頃 マグニチュード7.3の本震            

     4月17日(日) 午後2時半 JR朝霧駅出発。10人乗りハイエースと10人が2台に。
            「神戸新聞」(4月17日付朝刊)が機構に野菜提供を。  
           九州自動車道「植木」から3号線 ⇒ 益城町。 消防団那須浩一氏(52歳),
           石嶺昇園長,三嶋充宏事務局長たちと,内村康成益城町学校教育委員会所長,
           西尾竜子さ んが愛児園で歓迎。 寝袋で宿泊。

    4月18日(月) 朝食の炊き出し 500人分のとん汁
            学校教育委員会の和泉氏が益城町に案内。宮園,惣領など。              
            JAかみましき西岡秀彦広安支所長の協力に感謝。             
             
           避難所で巡回健康診断。              
           昼食      700人分のダルカレー(豆カレー)。  
             具材が不足のため,現地購入 田中将貴さんの案内 。   
             夕食      700人分の野菜スープ。 米購入。

    4月19日(火)炊き出し 朝食 500人分 「クリスチャントゥデイ」が現地報告
            「神戸新聞」(4月19日付朝刊)

           被災地義援金。 避難所で巡回健康診断。 万喜英雄区長の家訪問。 炊き出し 
           昼食。 益城町惣領に神戸新聞高田康夫記者と視察。ブルーシート持参。
           五百井正浩[真宗大谷派災害対策本部ボランティア委員長]住職 から益城町の
           寺院の損壊状況報告を依頼される。 愛児園の小泉基チャプレン,社会福祉法人
           光の子会岩切雄太 理事長と会合。

   4月22日(金)  午後5時半~5時50分      
             ラジオ関西 558KHz 番組「時間です!古田編集長」に,               
            西口正史記者と共に出演。
          「阪神宗教者の会」で報告。             

   4月21日(木)  理事会 岩村義雄,水垣渉 ,白方誠彌,村田充八, 本田寿久,
           五百井正浩,北村 徹。

   4月20日(水) 「朝日新聞」(4月20日付朝刊) 機構の炊き出し  
            「中外日報」( 〃 )広げる支援の輪。

   4月24日(日)   午後1時半~3時 明舞コミュニティセンター プロジェクター報告

   4月25日(月) 午後6時半 神戸新聞会館(KCC) プロジェクター報告

   4月27日(水) 「人民の星」に掲載

   4月29日(金)  神戸駅前街頭募金 大学生

   5月4日(水)   午前10時~午後3時半               
           ザ・ジャパン・モスク プロジェクター報告

   5月1日(日)    午後4時 東京大学で講演
          「キリスト教とボランティア道― 水平の<運動>から,垂直の<活動>に―」

   5月6日(金)    「クリスチャントゥデイ」 に掲載

   5月8日(日)   プロジェクター報告 神戸国際キリスト教会

   5月10日(火)  三村修司さん 益城町

   5月13日(金)   午後4時半~5時50分
                                 ラジオ関西 558KHz 番組「時間です!古田編集長」に,
              西口正史記者と共に出演。益城町と中継で三村君報告。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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