台風19号 いわき・丸森ボランティア 2019年10月11-17日

台風19号ボランティア 2019年10月11-17日

⇒ 『クリスチャンプレス』(2019年10月15日付)

「15日に福島県いわき市を訪れた神戸国際支縁機構の岩村義雄理事長は、「どこもかしこも水浸しで、ボランティアや行政の区別もなく、みんなで助け合って畳出しをしていました」と話す。同市では、河川の氾濫などにより大きな被害が出、15日までに7人が死亡、1人の行方が分からなくなっている。

同機構は、先の台風15号で大きな被害を受けた千葉県南部の鋸南町(きょなんまち)や館山市布良(めら)地区をすでに3回訪れ、破損した屋根のブルーシート張りなどを行っている。岩村氏は、被災地で必要とされているのは「救援金、重機、高所作業車、10メートル四方の大きなブルーシートなどです」と言い、台風19号だけではなく、台風15号の被災者支援も含め、募金への協力を呼び掛けている。」

台風19号報告被災地訪問報告            

 第3次千葉災害ボランティアに赴いたメンバーの内,村上裕隆代表と二人で宮城県石巻市渡波での脱穀(第101次東北ボランティア)で長浜幼稚園園児たちとの約束を果たすため向かう予定でした。しかし,台風19号のため,石巻市の田んぼは冠水,幼稚園は休園のため,道中の福島県いわき市に立ち寄りました。いわき市在住の松本敦ドローン記者(第99次東北ボランティア同行者)に尋ねました。自宅は難を逃れたものの,平(たいら)付近がひどく,停電断水のWパンチに住民は辟易としておられました。ポリタンク,ブルーシート,土のうなどが必要と情報を得ました。いわき市にある量販店では完売していました。追加入手に2時間のロスががありました。国道もかたつむりのようにしか進むことしか出来ません。時折,救急車がけたたましいサイレンを鳴らしながら,二車線の真ん中を縫うように走っていました。平地域を流れる3本の河川の堤防が決壊していました。そのため床上浸水で平浄水場付近はすべて床上浸水のため,行政,業者,ボランティアがいないため,親戚,友人,隣人たちがたたみ出しに奮闘しておられました。
 初日のいわき市から深夜,宮城県石巻市渡波へ急ぎました。

翌日,畳だしなどによるごみの散乱。いわき市平浄水場前。2019年10月15日

宮城県石巻市渡波訪問 第101次東北ボランティア 2019年10月15日

渡波

 宮城県石巻市渡波における先月の稲刈りで天日干ししたイネの脱穀は14日の予定でした。しかし,台風19号の影響で,田んぼの水が引きません。幼稚園の奥津恵教頭先生から「稲架掛け」(はさかけ)が倒れて,水没している情報が入りました。休園になったこともあり,脱穀は延期になりました。
 稲穂が湿っていると脱穀もなかなかできません。何よりも園児たちが挑戦した米栽培が失敗に帰すことだけはなんとしてでも避けなければなりません。「神に従う人は七度倒れても起き上がる」と聖書に記されているように,家庭は「養育」,幼稚園,学校は「教育」,自然体験は「育成」なので,物事にあきらめない精神についても学ぶ良い機会となるでしょう(箴言 24:16)。

左から黒須浩章氏,筆者,渡部崇行氏 2019年10月16日

鯉のぼりの真竹,脱穀機の管理など協力してくださる津田新一さん(81歳)の屋根の瓦も損傷していました。

傾聴ボランティア

 引きこもりの青年を訪問。石巻市門脇 2019年10月16日

 宮城県丸森町の齋藤良治(前丸森町教育委員会教育長)先生への安否確認を阿部和夫(宮城県石巻市)先生から依頼されます。成毛毅校長先生から齋藤とし夫人のホームへ案内され,そこでご夫妻にお会いできました。齋藤先生の記憶力は卓越しておられ,8.5水害[1986年8月4日から5日]の災害について詳細に語られました。いわば丸森町のみならず,福島県全域の歴史に精通しておられます。とても86歳とは思えませんでした。



 右から成毛毅先生,齋藤とし夫人,齋藤良治先生,筆者 2019年10月16日

 丸森町から福島県いわき市の高柴ダムに16日夕方,到着しました。
 高柴ダム訪問の理由は,尋常でない水害の原因について,気になったからです。2017年7月5日,死者40名,行方不明2名を出した福岡県朝倉市杷木(はき)松末(ますえ),昨年7月6日,岡山県倉敷市真備(まび)で死者59名,行方不明8名,同年9月6日北海道の厚真(あつま)の災害で厚真川地区[厚真町・安平町(あびらちょう)・むかわ町]で死者43名,負傷267名の原因について,機構は上流のダムが放流した形跡について一般の人々が入らない区域を訪問してきました。
 ⇒ 危機の時代から刷新の時代へ(3)天災か人災か

 

 

 

益城(160414 死9[8]連267),松末(170705 16時代 死40不明2),真備(180706 1710 死224[59]不明8),厚真(180906 0307 M6.7死益城(20160414,16),松末(20170705),真備(20180706),厚真(20180906)厚真川地区[厚真町・安平町(あびらちょう)・むかわ町]

 

台風19号救援募金

郵便振替 口座 00900-8-58077 加入者名 一般社団法人 神戸国際支縁機構 もしくは 三菱東京UFJ銀行 462(三宮支店) 普通 3169863  神戸国際支縁機構 岩村義雄

 書き込める方は台風19号と記してください。神戸国際支縁機構は助成を得ることをせず,みなさまからのご支縁によって,現地への救援金,交通費,救援物資などすべてまかなっています。救援金は全額,被災地へお届けします。

目標額 300万円

現在 1,348,100

岩村義雄,神戸国際キリスト教会,玉の肌石鹸株式会社,三木晴雄, 「小さくされた人々のための福音」講座,白瀬小一郎,土手ゆき子,土手 朋,久留島琴,石川久子,山下妙子,畠山登美子,日垣数子,河内常男,守屋香代子,吉川忠利,
オリーブの木キリスト教会,廣瀬素子,大田正紀,

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