第35次東北ボランティア

 坂本圭子さんの報告

 1月19日から22日まで3泊4日で宮城県石巻市の被災地ボランティアに参加しました。今回は万石浦幼稚園での餅つき大会のお手伝い,無量寿庵の住職さん,支所長の阿部捷一さん,佐藤金一郎さんを筆頭とするお宅の傾聴ボランティアが主な内容でした。私が今回の石巻市訪問で一番印象に残ったのは,町はまだまだ復興途中にもかかわらず政府からの資金援助は少なく,さらに震災から3年目に入り,ボランティアの数が減少しているというネガティブな状況にもかかわらず,私が訪問させていただいた方々は希望を捨てずに,助け合いながら生活を取り戻そうとしているということです。

 失礼な言い方になるかもしれませんが,このボランティアに参加する前までは,被災地は悲惨な状況で,そこで暮らす人々も暗く途方に暮れていることを想像していたので,彼らのたくましさと明るさに驚き心を打たれました。もちろんお話していく中で,震災被害の悲しみは未だ癒えないことや将来の不安などがたくさんあることも分かりました。しかし津波のつめ跡がまだまだ残っている中でも家族,地域の人と地元を元気にしていこうとしているのが,地産地消のお弁当屋さんの都さん,津波のあった所でカフェを開いていらっしゃるカフェら・めーるさんなどの様子から伝わってきました。そのような様子を実際に目にしたことで,今の自分に何ができるか考えるきっかけになりました。

 また,がれき処理やへどろのかき出しなど,物理的で目に見える援助ももちろん大切だけど,傾聴などの心のケアや現地に行けずとも物資を送るなどして東北のことを忘れていないということを彼らに伝えるということも,震災直後のモノが足りていなかった時に比べると重要になってくるのではないかと感じました。

 最後に,今回大学生として参加して思ったのは,自分が楽しいことを自由にするだけではなくて,自分が暮らす日本の将来を考えると東北の復興無しには日本の飛躍はないと思うので,社会人になっても東北のことを忘れずどんな形でも支縁を続けていきたいということです。

 いつも冗談で笑わせてくださる岩村代表をはじめ,チームをまとめてくださった村上リーダー,共に80キロのもち米を炊いて,共に温泉につかった今回の参加者の皆様との出会いに感謝しており,そんな仲間と石巻を訪問できて本当に良かったです。

石巻ハリストス正教会前

  左から 中尾 成君(鳥取大学4回生),西尾竜子さん,池田春子さん,坂本圭子さん(神戸大学4回生),小島芙美子さん,村上裕隆リーダー。

萬画館前

第2回餅つき大会

 餅つき大会に備えて前日から,修空館道場で小野寺玉枝夫人のご協力を得て準備しました。

餅つき準備餅つき蒸し餅つき熱湯保温

 西福寺,光円寺後藤由美子,鴨川正昭さん,高橋しょう油店,藤丸秀浄さん,小島芙美子さん,岸本 豊さんからもち米以外にもお醤油や野菜などを提供していただき,神戸から運びました。

20140124第2回餅つき

 餅つき大会

餅つき大会c

 20140122第2回餅つき

20140125第二回餅つき大会

 

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