勝村弘也 「阪神宗教者の会」
「阪神宗教者の会」 2026年9月25日(金)午後5時~6時半
話し手: 勝村弘也 (旧約聖書研究者)

主 題 : 「有賀鐵太郎の生涯とハヤトロギアの思想をめぐって」
日 時 : 2026年9月25日(金)午後5時~
場 所 : ZOOMオンライン
https://us02web.zoom.us/j/4540761874? pwd=MnQ5OTlxVitUVTlpT29rNlN2ZW1ndz09
ミーティングID: 454 076 1874 パスワード: 4qWK97
主 催 : 「阪神宗教者の会」
参加費: 無料
プロフィール
1946年生 兵庫県。京都大学大学院文学研究科(基督教学専攻),博士課程単位取得退学後,ドイツ・ハイデルベルク大学にて旧約学を学ぶ。
現在,神戸松蔭女子学院大学名誉教授,ウィリアムス神学館教授。
著書:『リーフ・バイブル・コメンタリーシリーズ 詩編注解』(日本基督教団・宣教委員会「“現代の宣教”のための聖書注解書」刊行委員会 1992年),『旧約聖書に学ぶ』(日本基督教団出版局,1993年),『滅亡の予感と虚無をいかに生きるのか―聖書に問う』(新免 貢との共著 新教出版社 2012年),『今さら聞けない!?キリスト教 旧約聖書編』(教文館 2020年),『VTJ 旧約聖書注解 サムエル記上1~15章』(日本基督教団出版局 2022年)他。
訳書:G.フォン・ラート『イスラエルの知恵』(日本キリスト教団出版局 1988年)他。岩波版『旧約聖書』では「箴言」「雅歌」「哀歌」「エステル記」を担当。『死海文書VⅢ 詩篇』〔上村静との共訳 ぷねうま舎 2028年),『死海文書Ⅹ 知恵文書』(ぷねうま舎 2019年)。
2008年に京都ユダヤ思想学会を創設,初代会長。現在,京都大学基督教学会代表。神戸国際支縁機構理事。
≪案内≫ 有賀鐵太郎は1899年に生まれた戦中戦後の日本を代表する神学者でした。と言うよりも,日本で初めて神学博士の称号を受けた人物です。同志社で学び,同志社大学の看板教授であった彼が戦後,京都大学文学部の教授に引き抜かれたことは,鴨川を挟んだ同志社と京大の少なからぬ軋轢を生みました。有賀が国立大学の教授となったことは単なる移籍にとどまらず,新しい学問分野としてのキリスト教学を構想する結果を生みました。京大の哲学科には西田幾多郎以来の宗教哲学の伝統があり,またこの学科には宗教学と仏教学もすでに存在していました。有賀鐵太郎の提唱したハヤトロギアは,まずこのような背景を持っています。ハヤトロギアとは,簡単に言えば聖書の基礎にあるヘブライ的思考法のことです。伝統的な欧米の神学がオントロギア,存在論に基礎を置いていることへの批判が,ハヤトロギアの提唱には込められています。
有賀鐵太郎から直接薫陶を受けたほとんどの先達は,すでに他界されたか,研究生活から引退しておられます。私は,偶然にも生前の有賀鐵太郎を少年時代から個人的に知っていたこともあって,この機会にお話しさせていただくことになりました。
