いつ:
2020年3月27日 @ 5:00 PM – 7:00 PM
2020-03-27T17:00:00+09:00
2020-03-27T19:00:00+09:00

中外日報社北村敏泰 特別編集委員
東日本大震災・原発事故の今 9年目の極私的被災地報告―――復興はなお遠く、原発事故は現在進行中

『中外日報』(2020年4月3日付)。

 プロフィール
 1951年大阪市生。1975年京都大学卒業,読売新聞大阪
本社入社。京都総局や社会部記者,本社デスク,京都総
局長などを経て編集局部長。現代社会における宗教,「い
のち・心」,エンディング問題などを中心的テーマに取材活
動をし、「こころのページ」デスクも。同テーマで,京都の大
学などで連続講義も担当。2011年,定年退職後,フリージ
ャーナリストとして執筆,企画,講演活動を続け,同年8月に
中外日報特別編集委員に就任。宗教・精神文化専門紙『中
外日報』特別編集委員。

 業績紹介サイト  http://tkitamura.web.fc2.com/
 著書: 『苦縁 東日本大震災 寄り添う宗教者たち』(徳間
書店 2013年)等。
 ※『中外日報』で「無縁・無援を超えて――いのちの現場から」を長期連載
(上記サイトの「企画記事」欄に、長期連載「生老病死――いのちの現場から」に続いてPDFをアップ)

   京都総局や社会部記者、本社デスク、京都総局長などを経て編集局部長に。
   現代社会における宗教、「いのち・心」、エンディング問題などを中心的テーマに取材活動をし、「こころのページ」デスクも。同テーマで、京都の大学などで連続講義も担当した。
   2011年に定年退職後、フリージャーナリストとして執筆、企画、講演活動を続け、
   同年8月に中外日報特別編集委員に就任。以後、編集局長、常務取締役編集担当、論説委員を歴任。
   上記の「いのち・心」や「宗教」のテーマによるものに限定した主な仕事(概略)
   『読売新聞』では1980年代、関西電力の和歌山県下への原発立地問題を継続的に報道、地元への激しい利益誘導工作もスクープし、反響を呼ぶ。島根県での国の巨大開発「宍道湖中海干拓淡水化」問題も継続報道。
   1987年「宗教者の社会活動」「比叡山世界宗教サミット」など宗教関係の取材を開始。
   89年オーストラリアで開催の世界宗教者平和会議の連載。「現代における信仰と救い」を題材に 「四国八十八か所霊場」をルポする計88回の連載。
   90年にフィリピンでの仏教者ボランティア団体の活動を取材。
   91年の関西電力美浜原発放射能漏れ事故、95年の高速増殖炉もんじゅのナトリウム漏洩事故を、それぞれ現地でキャップとして取材。
   95年から阪神・淡路大震災をチームで取材。
   97年に発生した神戸市の少年による連続児童殺傷事件をデスクとして担当し、
   事後に少年事件と「いのち・心」の問題を扱った計30回の長期連載(本サイト<企画記事>の下に掲載)ほか。
   関連して医療問題でも、政府の「脳死」臨調審議に並行して国内55の宗教教団を対象に、脳死・臓器移植に対する見解を問うアンケートを実施。1999年の再開国内初の脳死臓器移植の取材などをデスクとして担当。
   96年の京都府京北町・京北病院での「安楽死」事件も。
   2005年から2年度にわたり、京都・立命館大学で連続講義「現代社会と宗教」を企画実施、非常勤講師としてコーディネート。
   『中外日報』では記事やコラム執筆、生命倫理や自死、貧困問題など「いのち」を主題にした企画調査報道や東日本大震災の報道を継続している。
   震災報道では、1年半の現地取材により被災地で宗教者がどのように寄り添い、取り組んでいるかを追うとともに、現代社会での宗教・宗教者のあり方を問うた長期ルポ企画を1年間にわたって連載。
   2013年3月に徳間書店で『苦縁――東日本大震災 寄り添う宗教者たち』として書籍化、出版された。震災報道ではまた、日本NPO学会と協力するなどして、各教団や宗教者たちの取り組みを、大規模なアンケート調査をして分析する企画を継続。また繰り返し被災地へ現地取材に赴き、様々な角度から被災地の苦難と宗教者のあり方を問う連載企画を重ねている。

   阪神・淡路大震災とオウム真理教事件が社会と宗教界を揺るがせた1995年から20年になる2015年、この間の流れを総括する特集「宗教 / 社会 20年紀」を20年の出来事の年表とともに企画。
   また同年夏に「戦後70年」を迎えたのを機に、日本宗教界が戦前戦中から戦後にかけ戦争と平和、国家や政治といかに関わったかを多角的に分析する大型企画を、日清戦争から現代まで120年の詳細な年表、計17教団を対象にした「戦後70年アンケート」などを中心に紙面展開した。これらの企画は冊子『日本宗教界と戦争/平和』として中外日報社から出版された。

   2017年5月から、長期連載「生老病死――いのちの現場から」、更に続編として2018年10月から「無縁・無援を超えて――いのちの現場から」を『中外日報』紙上で開始した。
   宗教、宗教者が最も重い価値として注視する「いのち」を巡り、激変する現代社会で起きている諸問題をその現場からあぶり出し、それへの宗教者の寄り添いの実際、あるいは寄り添いの可能性、ありようを提示する企画。現代社会における「いのち」の問題を象徴する出来事である「津久井やまゆり園」事件の現場からスタートし、同様に「生命の選別」につながる新型出生前診断など生殖補助医療を軸とする生命倫理問題を報告。続いて、子産み、虐待、子育て、教育、孤立死、終末期医療、高齢者福祉、自死、差別、貧困から災害や激変する葬送現場でのグリーフケアなど、いわば「生まれる前から死んだ後まで」について、重層的、網羅的に展開している。