第60次東北ボランティア報告

 2016年1月10日,JR朝霧駅前に大阪からの参加者も集まりました。
本田寿久事務局長は いつものように送迎に激励。後列の右側。

20160110JR朝霧駅前

JR朝霧駅前に集合し,本田寿久事務局長の出発のあいさつで東北へ約15時間の行程が始まりました。

 初日の沿道整備ボランティア 仮設住宅の人たちのために献身的に
仕えます。

20160111沿道整備

20160112餅つき大会

 万石浦幼稚園の園児たち,ご父兄,地域の方たちもつきたてのお餅を
ほおばります。神戸から,90キロが提供されました。西宮公同幼稚園,
西福寺,難波良弘さんのご協力があればこそ,今年も喜んでいただけ
ました。

 幼稚園のホールでは,機構の渋谷めぐ実さん(フラダンス・インス
トラクター)の見事な≪動画参照≫ダンスに園児たちも大喜びでした。
一緒に踊りました。

20160112フラダンス指導

20160112フラダンス渋谷めぐ実

20160112平地真菜餅つき

 餅つき大会が終わってから,つきたてのお餅をもって,独居の
高齢者宅などへ届けます。

 傾聴ボランティアに繰り出します。

20160112傾聴ボランティア

渋谷めぐ実さんのコメント

・小学校を見学し外観と全く別のそのままの震災後が残っていて
 言葉を失った。
・戦争跡のよう。
・防火扉1枚で被害の影響が変わることを発見。
・住民の方々より小学校を壊すか残すか両意見とも納得
 → 震災後の生存者の生活や完全復興まで。
・教室には火災の跡、津波の跡、ろうかに出ると子ども達の声が
 きこえそうな気がした。
・震災のお話を伺って、「生」の声をきけたことにより
 今自分が出来ることをしていきたい。
 → 携帯ラジオや防災グッズ備え・家や立地の安全確保・確認
・原発について知識を深めたい。
・南海トラフや余震など、これから起こるかもしれないことに
 対して改めて客観的な捉え方から自分のこととして捉えられた。
・雑草抜きをお手伝いさせて頂き、東北の農作業の大変さ
 そこから得られる食材や資源を大切にしたいと思った。
・東北の寒さを痛感。
・Hulaを東北で届けて、コミュニケーションをとったり笑顔に
  なったり 私に出来ることを再確認させて頂いた。
・元気の湯最高!!
・当たり前のことなんて1つもない。生かされている今に感謝。
 今日みたこと感じたことをBlogにアップし伝えます。
 そして、世界中へも今の東北を私から伝えます!
 1日目貴重な経験をありがとうございました!!

M・Hさんの感想

はじめて東北を訪れて

 「到着しました!」と言われたときに1番に思ったことは、「え、
ここが本当に被災地なのかな」ということでした。
 大阪に比べれば建物は確かに少ない。ですが目に入る建物はみん
な新しいものばかり。道路もきれいな砂利がしきつめられていまし
た。
 震災前後を比べた写真をみるまで、そもそもニュータウンなどで
はないにもかかわらず建物がみんながみんな新しいことに違和感を
感じないことにより自分の感覚がおかしいことに気がつかされまし
た。そして門脇小学校の中をみたとき、津波の威力を目のあたりに
しました。
 こんな景色をみたのは初めてでした。テレビなどでも見ていませ
んでした。
 当時の私は、「なんで誕生日につらい話聞かなあかんねん」と震
災から目を背けていました。これは私が自分のことしか考えていな
かったからです。当時の自分に腹が立ちました。どうしてこの光景
を見て見ぬふりができたのか。それでも今回宮城に来てよかったな
と思えたのは震災のころから残された爪痕と復興へ歩んでいる方々
に会えたからでした。まだ人のことを1番に考えたりすることは難
しいですが、これをキッカケに自分を変えたい、復興へ自分がなに
ができるのか考えたいです。

2016/1/11 

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