第51次東北ボランティア報告 未完

シバザクラがまぶしい女川バイパス

シバザクラシバザクラa

シバザクラb

 

 

 第51次東北ボランティアの参加者は一昨年から積み重ねてきた機構
の沿道整備が見事に花開いている光景に圧倒されます。
 今回,シバザクラを見たくて参加を希望していても,キャンセル待ち
で実現できなかった方たちは画像を楽しんでください。一昨年,昨年
炎天下でうだる暑さの中でも植樹,手入れ,雑草刈りをしてきました。
東北弁で「オガル」,つまり成長する雑草を抜いても抜いても,延々
と果てしなく作業がありました。そんな神戸からの東北ボランティア
の参加者の苦労が吹き飛んでしまうほど,美しく青空を背景に鮮やか
です。
 女川町の仮設住宅の方たちは2年どころではなく,4年も住んでいま
す。仮設は恒久的に住むようには設計されていません。すき間はあり
ますし,家は傾いて,隣の夫婦の会話もつつぬけです。TVのボリュー
ムでご近所ともめごとになるほどストレスがたまっています。
 そんなくやしさ,悲しさ,怒りを鎮めるシバザクラです。

 機構の拠点である渡波3丁目は,4年前と変わっていません。

渡波3丁目光景

渡波3丁目光景a

 

渡波3丁目光景b

 渡波3丁目に機構を応援してくださる伊去波夜
和氣命神社の宮司大國龍笙がおみこしを車に乗せ
て巡回します。

大國宮司

 

 3.11の時,津波が覆いかぶさってこの松原町にしても東北三県
で面積当たり最大の犠牲者を出しました。避難所であった神社は
約300人の人々が逃げてきました。社殿に殺到しました。押しく
らまんじゅうのように狭い社殿にみんなが乗っかったおかげで
流されませんでした。地元の人たちは神のお加護によるものと
感謝しています。
 大國宮司は宮城県第7団ボーイスカウト・コミッショナーでも
あり,機構の稲刈りなど指導してくださいます。

 春祭c   
   阿部清義大宮区長,北川禮子万石浦幼稚園園長や,ハワック・カマイの
  斎藤志摩さん,フィリッピンからの親戚,在日中国人など国際結婚されて
  いる方たちと再会しました。

 農業ボランティア

農ギャル  
      農ギャル班 神戸市西区友清に推薦しましょう。

西光寺にて寒い濃霧の朝

 到着した朝,冷蔵庫の中にいるみたいに寒いぞー。樋口伸生副住職は西光寺の会堂で
ストーブに温まるように案内してくださった。

修空館にて

 震災から4年,今回で,3回目の石巻訪問。
 復興も進んできた石巻で,自分にできる事があるのだろうか
という不安を抱えなからながら向かいました。
 心配していた通り,自分にできる事は特に何もなく,逆に教
わる事ばかりでした。
 石巻の方も,自分たちが何かしてもらうのではなく,震災を
経験した自分たちだから分かる事,だからこそ伝えなければな
らない事を語られていたように思います。
 今回の訪問に携わった全ての方に感謝したいと思います。

桑原弥生(前列右から2番目)

 

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